RICOH THETA(シータ)を使って ストリートビュー自作メモ「PhotoSphere + constellation(コレクション)」
年末にチーフプロデューサーの方から、全方位撮影(水平360度 x 垂直180度)ができるカメラ
RICOH THETA(シータ)をお借りさせて頂いたので、 これを使ってGoogleストリートビューを作ってみました。(^^)/
Googleがストリートビューの撮影に使っている全方位カメラの価格は数百万円といわれていますので、数万円で購入できるTHETAは破格です。
それでもなかなかいいお値段がするので購入しようか迷っていたところでした。本当に感謝です。m(__)m
THETAの使い方はとても簡単で、電源を入れてシャッターを押すだけです。撮影した写真は本体内のメモリに記録され、専用のアプリ(iPhone・Android)を使って、Wi-Fi経由でiPhoneなどのスマートフォンにコピーすることができます。また、付属のUSBケーブルでパソコンと接続すれば、パソコンに写真ファイルを取込むこともできます。
撮影した写真は、RICOHが提供する全天球画像共有サービス「theta360.com」にアップロードして公開することもできます。※RICOHでは全方位を「全天球」と呼んでいるようです。
専用のアプリでアップロードしたい写真を表示して、右上の矢印マークをクリック

コメントを入力し「共有」をクリックすればアップロードされ公開されます。アップロードした写真は削除することも可能です 。(サンプルはこちら)

ブログやFacebook用に 埋め込みコード を作ることもできます。
さてさて、本題のストリートビューの作成です。
□□□□□ ストリートビューを作るまでのおおまかな手順 □□□□□
・全方位写真を撮影
・写真ファイル(JPEG 形式)の準備
・Photo Sphere XMP の追加と「天頂補正」(2014-02-01手順修正)
・Google+に Photo Sphere 写真をアップロード
・Googleマップ|ビュー で Photo Sphere 写真を公開
・Photo Sphere 写真をリンクする(コレクション)
※参考サイト:Photo Sphere 写真の作成
========== 全方位写真を撮影 ==========
近所の海辺で30枚くらい撮影してみました。THETAのバッテリー残量は電源ランプの点滅で分かるのですが(電池残量が約30%になると電源ランプが青点滅します)おそらく1回の充電で100枚くらいの撮影であれば十分対応できると思います。
THETA本体にはGPS機能が無いため、アプリを使ってWi-Fi経由でiPhoneからシャッターを押します。こうすることで、iPhoneのGPS情報をTHETAで撮影した写真に記録することができます。また、撮影モード「Postview」はシャッターを押すたびに iPhoneに写真を転送し表示するため時間がかかります。ストリートビューのように沢山の写真を撮影する場合は「No Postview」にしておくのが良いでしょう。

当然ですがカメラを中心に、上下左右全てのものが写ります。少し離れたところでシャッターを押しましたが、撮影者が写らないように撮影するのはなかなか難しいようです。(^^;)

THETAのWi-Fiの到達距離は、障害物のないところでは20mほどいけましたが、障害物があると10mくらいでも切断されてしまうことがありました。
========== 写真ファイル(JPEG 形式)の準備 ==========
撮影した写真をiPhotoに取込んで、ストリートビューに使う写真を選択したら、
「ファイル>書き出す」を選択

種類:「JPEG」を選択、「位置情報」にチェックをいれて [書き出す]をクリック
適当な場所に保存します

今回はありませんでしたが、人物や車のナンバープレートなどが特定できるくらいに写っている場合は、Photo Sphere 写真に変換する前にマスク処理をします。
========== Photo Sphere XMP の追加と「天頂補正」 ==========
※2014-02-01THETAの専用ソフトが Photo Sphere XMP と 「天頂補正」に対応したので、記事を修正しました。
RICOHのサイト 「RICOH THETA for Windows(R) Mac 」バージョン1.5.1以上をダウンロード&インストールします。
ストリートビューに使う写真を選択を「RICOH THETA for Windows(R) Mac 」に読込み、[ファイル]→[天頂補正書き出し]→[XMP付きJPEGデータ] を選択し、適当な名前を付けて保存します。

天頂補正も同時に行ってくれるため、THETAをどのような角度にして撮影しても、かならず天頂が真上にくるように撮影した写真を補正してくれます。撮影した写真の傾きがバラバラだとストリートビュー内を移動したときの動きが不自然になるためとても便利な機能です。(^^)/
この要領で全ての写真に、Photo Sphere XMPの追加と天頂補正をします。
========== Google+に Photo Sphere 写真をアップロード ==========
Google+ に移動し、左上メニューの「設定」>「写真をフル サイズでアップロードする。」をチェックします

左上メニューの「写真」→「写真をアップロード」から、Photo Sphere 写真をアップロードします

この時点では「共有」しないので [スキップ]をクリックします

========== Googleマップ|ビュー で Photo Sphere 写真を公開 ==========
Googleマップ|ビューに移動して、右上のカメラアイコンをクリックします

Google+にアップロードしたPhoto Sphere 写真を選択し、[選択]をクリックします

最終確認をして、よければ [公開]をクリックします

========== Photo Sphere 写真をリンクする(コレクション) ==========
ビューの画面右上の自分の写真をクリックしてプロフィール ページを開きます

[画像を選択]をクリックします

ストリートビューを構成する画像を選択し、[画像をリンク]をクリックします

Photo Sphere 写真が、地図上の位置と方向が一致するように微調整します。
これが結構大変(^^;) 詳しい操作方法はこちらを参照してください。

一般公開にはGoogleの審査があります。Photo Sphere ポリシー に反しているものは一般公開ができないようです。問題がなければ丸一日くらいで承認されます。

承認されると一般公開され、Googleマップ上で表示できるようになります。
大きな地図で見る
天頂補正ができない頃(2013年12月)に作成したため、ストリートビュー内の動きが少しぎこちないです(^^;)
実際にTHETAを使ってみて、ますます自分でも欲しくなってしまいました。
本体に無理にGPSを搭載せずにスマートフォンのGPSを利用したり(コストダウンのため?)、全方位写真の共有サービスを提供するなど、THETAは製品+アプリ+WEBサービスがとてもうまく連携した好例ではないでしょうか。また、機能や使い方がとてもシンプルで分かりやすいところも素晴らしい! まだまだ面白い使い方がありそうです。(^^)9
以上
RICOH THETA(シータ)をお借りさせて頂いたので、 これを使ってGoogleストリートビューを作ってみました。(^^)/
Googleがストリートビューの撮影に使っている全方位カメラの価格は数百万円といわれていますので、数万円で購入できるTHETAは破格です。
それでもなかなかいいお値段がするので購入しようか迷っていたところでした。本当に感謝です。m(__)m
THETAの使い方はとても簡単で、電源を入れてシャッターを押すだけです。撮影した写真は本体内のメモリに記録され、専用のアプリ(iPhone・Android)を使って、Wi-Fi経由でiPhoneなどのスマートフォンにコピーすることができます。また、付属のUSBケーブルでパソコンと接続すれば、パソコンに写真ファイルを取込むこともできます。
撮影した写真は、RICOHが提供する全天球画像共有サービス「theta360.com」にアップロードして公開することもできます。※RICOHでは全方位を「全天球」と呼んでいるようです。
専用のアプリでアップロードしたい写真を表示して、右上の矢印マークをクリック

コメントを入力し「共有」をクリックすればアップロードされ公開されます。アップロードした写真は削除することも可能です 。(サンプルはこちら)

ブログやFacebook用に 埋め込みコード を作ることもできます。
さてさて、本題のストリートビューの作成です。
□□□□□ ストリートビューを作るまでのおおまかな手順 □□□□□
・全方位写真を撮影
・写真ファイル(JPEG 形式)の準備
・Photo Sphere XMP の追加と「天頂補正」(2014-02-01手順修正)
・Google+に Photo Sphere 写真をアップロード
・Googleマップ|ビュー で Photo Sphere 写真を公開
・Photo Sphere 写真をリンクする(コレクション)
※参考サイト:Photo Sphere 写真の作成
========== 全方位写真を撮影 ==========
近所の海辺で30枚くらい撮影してみました。THETAのバッテリー残量は電源ランプの点滅で分かるのですが(電池残量が約30%になると電源ランプが青点滅します)おそらく1回の充電で100枚くらいの撮影であれば十分対応できると思います。
THETA本体にはGPS機能が無いため、アプリを使ってWi-Fi経由でiPhoneからシャッターを押します。こうすることで、iPhoneのGPS情報をTHETAで撮影した写真に記録することができます。また、撮影モード「Postview」はシャッターを押すたびに iPhoneに写真を転送し表示するため時間がかかります。ストリートビューのように沢山の写真を撮影する場合は「No Postview」にしておくのが良いでしょう。

当然ですがカメラを中心に、上下左右全てのものが写ります。少し離れたところでシャッターを押しましたが、撮影者が写らないように撮影するのはなかなか難しいようです。(^^;)

THETAのWi-Fiの到達距離は、障害物のないところでは20mほどいけましたが、障害物があると10mくらいでも切断されてしまうことがありました。
========== 写真ファイル(JPEG 形式)の準備 ==========
撮影した写真をiPhotoに取込んで、ストリートビューに使う写真を選択したら、
「ファイル>書き出す」を選択

種類:「JPEG」を選択、「位置情報」にチェックをいれて [書き出す]をクリック
適当な場所に保存します

今回はありませんでしたが、人物や車のナンバープレートなどが特定できるくらいに写っている場合は、Photo Sphere 写真に変換する前にマスク処理をします。
========== Photo Sphere XMP の追加と「天頂補正」 ==========
※2014-02-01THETAの専用ソフトが Photo Sphere XMP と 「天頂補正」に対応したので、記事を修正しました。
RICOHのサイト 「RICOH THETA for Windows(R) Mac 」バージョン1.5.1以上をダウンロード&インストールします。
ストリートビューに使う写真を選択を「RICOH THETA for Windows(R) Mac 」に読込み、[ファイル]→[天頂補正書き出し]→[XMP付きJPEGデータ] を選択し、適当な名前を付けて保存します。

天頂補正も同時に行ってくれるため、THETAをどのような角度にして撮影しても、かならず天頂が真上にくるように撮影した写真を補正してくれます。撮影した写真の傾きがバラバラだとストリートビュー内を移動したときの動きが不自然になるためとても便利な機能です。(^^)/
この要領で全ての写真に、Photo Sphere XMPの追加と天頂補正をします。
========== Google+に Photo Sphere 写真をアップロード ==========
Google+ に移動し、左上メニューの「設定」>「写真をフル サイズでアップロードする。」をチェックします

左上メニューの「写真」→「写真をアップロード」から、Photo Sphere 写真をアップロードします

この時点では「共有」しないので [スキップ]をクリックします

========== Googleマップ|ビュー で Photo Sphere 写真を公開 ==========
Googleマップ|ビューに移動して、右上のカメラアイコンをクリックします

Google+にアップロードしたPhoto Sphere 写真を選択し、[選択]をクリックします

最終確認をして、よければ [公開]をクリックします

========== Photo Sphere 写真をリンクする(コレクション) ==========
ビューの画面右上の自分の写真をクリックしてプロフィール ページを開きます

[画像を選択]をクリックします

ストリートビューを構成する画像を選択し、[画像をリンク]をクリックします

Photo Sphere 写真が、地図上の位置と方向が一致するように微調整します。
これが結構大変(^^;) 詳しい操作方法はこちらを参照してください。

一般公開にはGoogleの審査があります。Photo Sphere ポリシー に反しているものは一般公開ができないようです。問題がなければ丸一日くらいで承認されます。

承認されると一般公開され、Googleマップ上で表示できるようになります。
大きな地図で見る
天頂補正ができない頃(2013年12月)に作成したため、ストリートビュー内の動きが少しぎこちないです(^^;)
実際にTHETAを使ってみて、ますます自分でも欲しくなってしまいました。
本体に無理にGPSを搭載せずにスマートフォンのGPSを利用したり(コストダウンのため?)、全方位写真の共有サービスを提供するなど、THETAは製品+アプリ+WEBサービスがとてもうまく連携した好例ではないでしょうか。また、機能や使い方がとてもシンプルで分かりやすいところも素晴らしい! まだまだ面白い使い方がありそうです。(^^)9
以上
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